島豚屋

サンペイ808

2013年08月23日 18:34


本部町東にある沖縄そば屋『島豚屋』に行ってきました。

雑誌の沖縄そば特集でよく取り上げられる有名店で、特大の三枚肉が印象的です。
本部町役場近くにあり、街の中心部の通りの目立つ場に立地しているのですぐに分かるはず。

以前から気になっていたのですが、実は「飛び道具」的な印象を持っていて、なかなか足が向かなかったのです。
具材など、変わったオプションを持つ沖縄そば屋は県内にたくさんあって、見た目のインパクトがありますが、沖縄そばの味でいうとどうかな、という 先入観を持っていました。

ところが、食べてみて驚き。

『島豚屋』の沖縄そばは、鰹節などで丁寧に出汁が取られたスープ、ぷりぷりの自家製麺など、実はすごく繊細なそばでした。
勝手な印象で申し訳ない。

メニューは、特製炙り島豚そば950円、炙り島豚そば800円、炙り島豚そば(小)700円。大盛が100円増しです。じゅーしーは250円、ラ イス150円。ほかに1日10食限定の炙りアグーソーキそば(大)1200円、(小)950円やつけ麺もありました。

今回は、奮発して「特製炙り島豚そば」をいただきました。

とにかく食材にこだわっている店で、三枚肉には県産島豚を用いているのはもちろん、味付けには沖縄の塩、鰹節は本部町産、玉子やかまぼこは山原産 を使うなど、地元の食材を使うことにも力を入れています。

それぞれの具材が丁寧に作られている印象があり、沖縄そばには珍しい玉子や、かまぼこ、昆布それぞれ美味しかったです。

スープは、すごくシンプルに味付けされており、出汁の旨みがストレートに伝わってきました。
繊細でいて、すごくコクのあるスープ。

自家製の麺は、生麺だけあってプリプリ、さらにコシのある麺でした。
つるっとした感じは他には無い麺ですね。

そして、写真でも分かるように器からはみ出した三枚肉の存在感。
1㎝は厚みのある三枚肉は、私が今まで食べた三枚肉の中でも最大級でした。
厚みはありますが、箸で簡単にほぐれるほど柔らかいお肉。
味付けもほどよく、本当に食べ応えのある三枚肉でした。

価格は沖縄そばとしては、少し高めですが、三枚肉にはそれだけの価値がありますよ。

スープ、麺、具、それぞれにこだわりの感じられる一杯で、お店の意欲が伝わってきました。
味は、伝統的な沖縄そばとはまた違い、新しいものを追求されていると思います。
沖縄そばとしては、もしかしたら賛否両論あるかもしれませんが、旨いかどうかと言えば、間違いなく旨い。

三枚肉が魅力的な『島豚屋』ですが、まず沖縄そばそのものの味を、多くの方に一度食べてみて欲しいなと思います。

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